JSAMC日本小動物医療センター

Clinical Pathology Conference(CPC)

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2019年度 第4回目 Clinical Pathology Conference(CPC)

日時

7月13日(土)20時〜

場所

日本小動物医療センター セミナールーム

1.
犬の肝臓腫瘤が大出血した?(がんセンター:片山龍三)
  • 12歳、避妊雌、雑種犬
  • ホームドクターで肝酵素上昇、肝臓腫瘤、胆嚢粘液嚢腫を指摘され、肝臓腫瘤生検、胆嚢摘出を実施。
  • 肝臓腫瘤の病理検査結果は腺癌。
  • がんセンターでは肝臓腫瘤以外に副腎腫瘤、肺腫瘤も認めた。
  • 肝臓腫瘤は副腎腫瘍や肺腫瘍の転移?あるいはカルチノイドや胆管癌などの原発腫瘍?と考えたが病理所見と合わなくて悩みました。
  • その後、腹腔内出血を起こし、ホームドクターで緊急手術!
2.
診断名が大きく変わった理由は?(がんセンター:深澤依里)
  • 14歳齢、避妊雌、トイ・プードル
  • 1年以上前から認められていた左下口唇皮膚粘膜境界部の黒色腫瘤を主訴にホームドクターを受診。
  • 腫瘤切除で悪性黒色腫(不完全切除)と診断された。
  • 病理組織検査のセカンドオピニオンでは? 診断が変わった理由について教えて下さい!
3.
猫の乳腺癌の予後因子について、1から調べ直してみた結果(がんセンター:小林哲也)
  • 乳腺癌の大きさが重要な予後因子であることを示唆する報告が多数ある一方、小さくても転移する乳腺癌は存在します。
  • 大きさ以外に何を予後因子に考えたらよいのか?  猫の乳腺癌に関する論文を1980年代から読み直してみたら、少し見えてくるものがありました。
  • JVCOGを中心に始まった「キャットリボン運動」の概要も含め、猫の乳腺癌の予後因子について検討したいと思います。

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