JSAMC日本小動物医療センター

Clinical Pathology Conference(CPC)

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2018年度 第4回目 Clinical Pathology Conference(CPC)

日時

7月14日(土)20時〜

場所

日本小動物医療センター セミナールーム

1.
多発性皮膚腫瘤の猫の1例(がんセンター:原田慶)
  • 9歳齢、避妊雌、アメリカンショートヘアー
  • 1年前に右前肢パッドに腫瘤。切除を行い組織球性肉腫と診断。
  • その後皮膚に腫瘤が月数個発生し、レーザーにて切除とのこと。
  • 今年の4月よりさらに皮膚腫瘤が多発。高窒素血症も認められたとのことで当センター受診。
  • 皮膚腫瘤は多発していたが猫は元気。その診断は?
2.
10歳、去勢雄、トイプードル(がんセンター:深澤依里)
  • 健康診断で偶発的に低血糖(46mg/dl)を確認。当時実施されたCT検査で膵臓には明らかな腫瘤は確認されず。
  • 腹腔内右腎臓尾側に1.5cm大腫瘤と肝臓に0.4-1cm大の多発性結節性病変を確認。右腎臓尾側腫瘤のみ切除され、インスリノーマの転移と診断。
  • 切除後に血糖値は安定した様子(GLU=90-105mg/dl)
  • 1年後、軽度の血糖値低下と肝臓の多発性結節を主訴にがんセンターを来院。
  • 過去に切除されたインスリノーマの転移と診断されたものは、本当にインスリノーマであるのか?
  • 膵島腫瘍の診断について、形態的および免疫染色実施時の特徴、インスリノーマの画像診断のポイントなど。

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