JSAMCキャリアシステム:獣医師
当センターでは獣医師が自らキャリア設計を行い、安心して長く勤務できるよう、以下のような制度を設けています。自分が今どの段階にいるのか、評価と給与が連動し明確にわかりやすく、評価基準もすべてルール化・明文化されているため、一部の上司の主観的評価だけで待遇が変わることがなく、公正な評価を受けることを可能にしています。
当センターでは獣医師が自らキャリア設計を行い、安心して長く勤務できるよう、以下のような制度を設けています。自分が今どの段階にいるのか、評価と給与が連動し明確にわかりやすく、評価基準もすべてルール化・明文化されているため、一部の上司の主観的評価だけで待遇が変わることがなく、公正な評価を受けることを可能にしています。
獣医師のキャリアシステムは6つの職階から構成されています。
1
インターン
新卒もしくは臨床経験3年未満の獣医師が対象
当センターでは全科研修医として勤務
4
Master
習熟した当センター専科勤務医で、1人で診療が可能
2
Trainee
3年以上の臨床経験をもつ獣医師が対象
当センターでは2次診療トレイニー獣医師として3年間ほど勤務
5
各診療科長Sc
診療科の全ての責任を持つ獣医師
3
Veterinary
科長の指示のもと、1人である程度の診療が可能な専科獣医師
当センターVeterinaryとして4〜9年ほど勤務
6
専門医Sp
国内外の専門医資格を有する獣医師
各職階をステップアップする際には、それぞれの診療科で定めた認定試験(JVCS 獣医腫瘍科認定医、JAHA認定医各種など)などを条件としています。
さらに、VeterinaryとMasterは3つのステージに分かれます。
インターンからMaster(M2まで)までの4つの職階については、以下のように3つの給与テーブルの合算によって給与が定められます。
基礎給 | 入社年次により定期昇給する |
---|---|
職能給 | 臨床能力が評価される。各診療科で基準となるスキルが設定されている。 |
リーダー等給 | 自他ともにマネジメント能力が評価される。 L1:自身のタイムマネジメント(=残業時間のコントロール)+動物看護師指導 L2:L1 + 後輩獣医師指導 L3:L1 + L2 + 副科長として科長の補佐を遂行 |
残業時間も評価軸に入れることで効率よく業務を行うことを日頃から意識し、長時間残業にならないような風土づくりを目指しています。また、動物看護師や後輩獣医師指導を組み込みことにより、円滑なチーム医療を行う体制を作っています。臨床能力をとことん伸ばすキャリアに加えて、リーダー等給の評価を高めてマネジメント能力をスキルアップさせて昇給することも可能です。
科長、および専門医に関しては別の給与テーブルがあり、能力と経験、資格等を総合的に判断し、決定しています。
また、この他に当センターの活動方針の一つである研究活動について、目覚ましい成果をあげた場合に特別賞与を用意しています。
複数の視点から、わかりやすく納得感のある評価システムを目指しました。
職能給ステージおよびリーダー等給の2つの評価軸に沿って年度末に評価を実施します。また、上長のみならず、動物看護師や受付スタッフからの評価も入れることにより、組織人としての成長も目指します。
チーム医療の観点からマネジメントスキルを評価