JSAMC日本小動物医療センター

日本小動物がんセンター

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Q&A

Q. 二次診療施設とはどのような施設ですか?
ホームドクターと協力し、専門的な診察および治療を展開させてゆく施設です。
ホームドクターのご紹介がない場合は当センターを受診できませんので予めご了承下さい。
また、ホームドクターをお持ちでない飼い主様は、地元でホームドクターをお探しになることをお勧め致します。
Q. ワクチン接種、フィラリア予防、外部寄生虫(ノミやダニ)の予防なども同時に行なってもらえますか?
一般的なウェルネスケア注2は当センターで行っておりません。
ただし、入院時に外部寄生虫に感染していることが明らかとなった場合、院内感染を防ぐという目的で一度のみ駆虫をさせて頂く場合がございます。
注2:動物の健康を維持するための予防獣医学(たとえばワクチン、フィラリア、ノミ予防、不妊手術および歯石除去など)
Q. ペットホテルやトリミングを行ってもらえますか?
行っておりません。
Q. ホームドクター注1からがんと診断されました。セカンドオピニオンを聴くことは可能ですか?
可能です。
通常の初診としてご予約下さい。ただし、正確な意見を述べるためには、お持ち頂いた資料に加えて各種検査が必要な場合がありますので、必ず動物も一緒にお連れ下さい。
Q. ホームドクターから末期がんと宣告されました。それでも日本小動物がんセンターを受診できますか?
出来ます。
当センターではがんの治療を根治治療と緩和治療に大別しています。緩和治療とはがんと共存し、残された余生をできるだけ快適に過ごすことを最大の目的とした積極的な治療法です。
緩和治療では主に、疼痛緩和(痛みの治療)、栄養管理(体重減少の予防)、血管新生阻害(がんの成長を遅延)を主幹に治療を展開させていきます。
一部のがんは転移巣が発見されてから数ヶ月以上も生存する場合があり、その様な動物が少しでも快適に過ごせるよう、様々な工夫を凝らした治療法をご提案いたします。
Q. 診察を希望したいのですが?
当センターは完全予約制の二次診療施設です。予約にはホームドクターから送付される診察依頼書が必要となります。この診察依頼書が紹介状を兼ねておりますので、別途紹介状をご用意して頂く必要はございません。なお、ホームドクターのご紹介がなく、飼い主様のみのご判断で当センターを受診することはできませんので予めご了承下さい。
なお、腫瘍が疑われた、あるいは腫瘍と診断された根拠となる資料(細胞診切片、あるいは病理組織切片、細胞診検査報告書、病理組織検査報告書、レントゲンフィルムなど)や血液検査の結果などをホームドクターより借用してお持ち頂くと、再検査に伴う動物の負担や費用を軽減できたり、診断・治療方針の決定に役立つことがあります。また、ホームドクターが、診断・治療に関する経緯をより細かくまとめて下さった場合、初診日にその他の資料とともにお持ち頂けると助かります。
Q. がん検診を受けることは可能ですか?
ホームドクターから依頼があった場合のみ可能です。ホームドクターにご相談ください。
Q. 痛みの治療を行っていますか?
当センターでは、経口薬である非ステロイド系鎮痛剤から麻薬系鎮痛薬を用いた疼痛緩和を実践しています。
特に緩和治療の一貫として積極的に痛みの治療に取り組んでいます。
Q. 遠方のため、動物を連れてくることが困難です。
ホームドクターからお借りした資料だけで診察して頂くことは可能ですか?
理想的ではありません。一般的ながんのご説明に終始してしまう場合がありますので、可能な限り動物と一緒にご来院下さい。
交通手段にお困りの飼い主様はペットタクシーのご利用もご検討下さい。
Q. 容体が急変したり、緊急時の対応はどのようになっていますか?
まずはホームドクターにご連絡下さい。
ホームドクターが必要と判断した場合は、当センターまでご来院して頂く場合がございます。
ホームドクターの休診日あるいは夜間でホームドクターと連絡が取れない場合は当センターまで直接ご連絡下さい。
Q. 日本小動物がんセンターで放射線治療は行えるのでしょうか?
残念ながら、現在、当センターに放射線治療器は設置されていません。数年以内にメガボルテージ放射線治療器の設置を目指しています。
放射線治療器が設置されるまでの間、近隣の大学病院等の施設に当センターから放射線治療を依頼致します。
Q. 現在、受けている医療について電話、ファックス、電子メールで内容を伝えて、検討して頂くことは可能ですか?
電話、ファックス、電子メールによる飼い主様からの個別の相談では、的確な返事をお答えすることは困難で、現状では対応することはできません。
病状を一番よく理解しているホームドクターとよくご相談することをお勧めいたします。
ホームドクターから詳しい情報が得られない場合は、ホームドクターに診療情報提供書(紹介状)を書いていただき、資料をお借りして、意見(セカンドオピニオン)を聞くことも選択肢の一つであると考えられます。
Q. 現在かかりつけの病院から、資料などをお貸し頂けるものですか?
確実にお返しすることを飼い主様がお約束された場合、ほとんどの病院で通常問題なくお借り頂けます。
Q. 日本小動物がんセンターでの受診をホームドクターに相談したり、資料を借りることをお願いしたことでホームドクターを信頼していないと思われ、今後の診療に差し障りがでることはありませんか?
近年、小動物医療の発展はめざましく、特に小動物のがんは毎年新しい情報が更新され、がんの専門医ですらそれらの情報を全て把握するには相当の努力が必要です。
また、飼い主様のペット動物に対する意識変化およびインターネットに代表される情報網の普及に伴って、飼い主が獣医師に要求する治療の内容は年々高度なも のへと変貌し続けています。その様な状況下で一人の獣医師が全ての診察科目において精通することはもはや不可能になりつつあり、より専門化した動物病院の 必要性が多方面から指摘されています。

今日では、ある病院で治療する場合、あるいは治療している場合でも、他の専門病院での見解(セカンドオピニオン)を聞くことは飼い主様の権利であると考えられています。
当センターでは、ホームドクターの職域を奪うことなく、高度な専門医療を飼い主様にご提供する施設です。
遠方から来られる方も多数いらっしゃいますから、ちょっとした血液検査や処方など、ホームドクターとの提携が十分になされないとかえって不都合な場合も多々ございます。
また、当センターで実施した検査や治療は全てホームドクターに書面でご報告致しますので、ホームドクターが一人取り残されてしまうことは決してございません。

日本の小動物医療では専門化した医療施設の数が少なく、我々との連携に若干戸惑ってしまうホームドクターもいらっしゃると思いますが、我々も誠心誠意を込めてご理解して頂けるよう尽力いたします。皆様のご理解を御願い申し上げます。
Q. 日本小動物がんセンターでは、アガリスクやサメの軟骨に代表される民間療法も実施していますか?
当センターでは、エビデンス(根拠)があるものはどのような治療法でも積極的に取り入れてゆく方針です。
ただし、根拠が不十分な治療法は慎重に選択しなければなりません。
東洋医学や民間療法がすばらしい可能性を秘めていることは、当センターの誰もが認識しておりますが、現状で動物のがんに対するエビデンスは不明確なものが多く、当センターからこれらの治療法を積極的にお勧めすることはできません。
なお、飼い主様がご自身の責任で投与なさっているビタミンおよびサプリメントに関してはこの限りではありません。
また、一部のビタミンやサプリメントががん治療の効果と拮抗することがあります。
その場合は、一時的にそれらのビタミンやサプリメントの投与を休止して頂く場合がございます。

※1:主治医あるいはかかりつけ病院の先生

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